マーケティング
バズに頼らず、利益を確実に伸ばす
広告運用者とマーケター向けに、無駄な出費を可視化し、Cookieレス時代でもROASとLTVで成長を実現する方法。
- 広告費の無駄を即可視化
- 利益出る予算配分を自動化
- Cookieレス不安を完全解消
試し読み
あなたの広告予算の大半は、見えない火を燃やし続けているのかもしれない。 ある中小企業の経営者が、SNSで10万回再生された動画を見せてくれた。「これだけ見られたのに、問い合わせは3件だけだった」。彼は悔しがりながらも、どこか誇らしげだった。再生回数という数字が、一種の成功体験として彼の脳に刻み込まれているのだ。そして翌月も、彼は同じような動画を作り続ける。売上は変わらない。広告費だけが消えていく。 これは「バズと売上を混同する」という、最も高価な認知バイアスの典型例だ。私たちは数字を見ると安心する。しかし、その数字が利益と結びついていなければ、単なる自己満足に過ぎない。本書の目的は、あなたがこの幻想から抜け出し、広告費を「燃やす」のではなく「投資」に変えるための測定の基礎を身につけることだ。 --- ## 指標の種類を「利益軸」で再定義する マーケティングの指標は、大きく3つの層に分けられる。表示(インプレッション)、エンゲージメント、コンバージョンだ。しかし、多くの企業はこの3つを同じ土俵で語るという致命的な誤りを犯す。 **表示**は「見られた」という事実に過ぎない。道端でチラシを受け取った人が、その場で捨てるのと本質的に同じだ。**エンゲージメント**は「反応した」という事実だ。いいねやコメントは、興味の兆候ではあるが、購買意欲の証明ではない。そして**コンバージョン**こそが「買った」という唯一の事実であり、利益に直結する。
目次
- 1. 「バズは幻想、利益は事実」——インプレッション中毒から抜け出すための測定の基礎
- 2. ROASの罠——「数字が高いのに赤字」になる理由と正しい採算ラインの計算
- 3. アトリビューションの正しい配分——最後のクリックだけを見る時代は終わった
- 4. 測定できない時代の測定術——Cookieレスとプライバシー規制で成果を見失わない戦略
新しい本の更新情報を受け取る
新刊が追加されたらメールでお知らせします。スパムはありません。