建築家・インテリアデザイナー向けに、構想から実施設計までAIプロンプトで業務を変革する完全マニュアルを入手。
「あなたは、AIに何をさせたいですか?」 この質問に、即座に答えられる建築家はどれだけいるだろうか。「プランの初期案を出して」「法規チェックをして」「プレゼン資料の構成を考えて」——どれも間違いではない。しかし、もう一段深く問うてみたい。 「あなたは、AIに何を“考えてほしい”のですか?」 多くの設計者がAIに抱く違和感の正体は、ここにある気がしてならない。AIは驚くほど速く、驚くほど丁寧に“答え”を返してくる。だが、その答えは往々にして、あなたがすでに知っていることの焼き直しだったり、無難で平均的なプランの羅列だったりする。まるで、優秀だが経験の浅い助手が、資料室から引っ張り出してきた過去の事例集のようだ。 ここで私は、あなたに一つの提案をしたい。AIを“代行者”として見るのをやめてみてはどうか。指示を出せば忠実に実行してくれる便利な下僕ではなく、設計という営みの本質を問い直させる“対話相手”として、AIと向き合ってみてはどうか。 本章では、設計プロセスを調査・分析・統合・評価の四段階に分解し、それぞれの局面でAIとどう関わるべきかを考える。そして、「指示待ちAI」から「提案型AI」へと切り替えるメタプロンプトの設計原理、さらには設計者の暗黙知を言語化するトレーニング方法までを、具体的に解説していく。 ## 設計プロセスの四段階とAIの役割分担 設計とは、混沌とした情報の海から、一つの整合的な形を紡ぎ出す営みだ。
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